2023年12月17日（日）14時～16時　徳島県教育会館5階ホール

講師：木下ファミリークリニック　木下英孝先生

参加者：74名

　人生会議（ACP）の必要性や福祉とは、尊厳とはなど「幸せ」をキーワードに事例や参考本を引用しながら、心に刺さる言葉で教授していただきました。
受講中には、自然と自分のことに置き換えて、回想しながら深く考えさせられる場面が何度もありました。特に、実際の医療現場では本人の意向がないがしろになって、医師と家族で治療方針が進められている現状に改めて違和感をいだきました。質疑応答が活発に行われました。なかでも「患者と家族の意思の相違があった場合の対応方法」についての対策として「家族に対して、自分が患者の立場だったらどうするか、家族と一緒に考えてみてはどうか、また、必ず患者の思いは家族に伝わると信じて話し合いを進めることが大事である」と教えていただきました。
看護職は説明の言葉選びよりも患者の思いを素直に伝えることで、患者の代弁者として機能することが理解できました。今後も、看護連盟の研修会が看護職にとって有意義になるように活動していきたいと考えます。